BOXルーム
第16章 ルキア
ルキアにそう言われ、松は一人一人の顔を見た。
「数にしたら六人じゃないか……一人あのおばさんは間違って連れて来られてるし……」
松は複雑な心境だった。
「じゃあ、あの番組、松さんが作ってるようなもんなんだ」
下里は尊敬の眼差しに似た目線を松に送って言った。松はすかさずそれを反らして言った。
「それだけじゃない。みんながいたあの部屋はBOXルームで実際に使われてる部屋なんだ。あれが実際のスタジオなんだ」
「エエエェェーーッ!!」と、言ったのは僅かに五人だった。
「じゃあ、実際にタレントさんが使ってたBOXルームに我々がいたってこと!?」
桃太郎は興奮気味に言った。
「そうです。毎回仕掛けや装置を違う物に変えて、撮影しております。あなた方が体験したのは二部屋ですが、実際は扉を外した一部屋でやってます。松さん、私はあなたの初めての番組を成功させたいの。人気を上げて深夜枠からゴールデンに……」
「数にしたら六人じゃないか……一人あのおばさんは間違って連れて来られてるし……」
松は複雑な心境だった。
「じゃあ、あの番組、松さんが作ってるようなもんなんだ」
下里は尊敬の眼差しに似た目線を松に送って言った。松はすかさずそれを反らして言った。
「それだけじゃない。みんながいたあの部屋はBOXルームで実際に使われてる部屋なんだ。あれが実際のスタジオなんだ」
「エエエェェーーッ!!」と、言ったのは僅かに五人だった。
「じゃあ、実際にタレントさんが使ってたBOXルームに我々がいたってこと!?」
桃太郎は興奮気味に言った。
「そうです。毎回仕掛けや装置を違う物に変えて、撮影しております。あなた方が体験したのは二部屋ですが、実際は扉を外した一部屋でやってます。松さん、私はあなたの初めての番組を成功させたいの。人気を上げて深夜枠からゴールデンに……」