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BOXルーム

第17章 オフ会

「あれのおかげで私の計画が狂っちゃった。ムカつく!!」


「この中までガス充満してたらしいからなぁ。コーヒー飲んで眠くなったってみんな言ってた」と言って、松は笑って見せた。


「松さん、お願いがあるの」


「ん?」


「BOXルーム……続けてほしい」


 ルキアは松の目を見据えて言った。


 松は少し考えてから口を開く。


「これ見てたら断れないだろ。お嬢さんの胸のBOXルームもフタが空いたみたいだしね」


「……ありがとう」


「じゃ、俺は行くよ。原稿書かなきゃな」


 そう言うと、松は走る様に去って行った。


 松を見送るルキアに、ももっちが近寄ってきた。


「あ、お伝えしたいことがあるんです」


「え?」


「来年に、松さんが劇団を旗揚げしたいって言うんですよ。私と純華さん、真綾さんも参加します。出来たらお力添えを……」




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