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BOXルーム

第3章 急展開……

「うわ!!」と、三人は声を上げる。


 テーブルの上にピザ、ドライカレー、唐揚げ、フライドチキン、グラスに入った烏龍茶が並んでいた。


「すごい……本当に注文通っちゃった」


 まりんが近くに寄って、料理をひとつひとつ眺める。


「でも、おかしいよね」と、るかが頭を捻る。


 確かに、おかしい所、疑問点はいくつもある。ただ、どれを選んで発言していいのかわからない。


 るかの選んだ疑問点に、みんな耳を傾けた。


「フライドポテト頼んだのに、フライドチキンが来てる。唐揚げあるのにチキン被ってどうすんだ!!」


 一番どうでもいい疑問点だった。


 一斉に呆れたため息が、るかの耳に通る。


「そこまで呆れるかね、皆の衆……」


 全員無言の数秒間が訪れる。



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