BOXルーム
第3章 急展開……
桃太郎がこの部屋のことや、下里、るか、まりんのことを順に説明すると、男の表情も和らいできた。
男はMaTsuと言う名で作家、ラジオDJをしている35歳。本名は「松明(まつあきら)」と言う。
「ラジオされてるんですか!? いつ放送しているんですか?」と、下里が聞くと、松は、はにかみながら頭をボリボリ掻いて「月曜日の午前1時45分から2時までの15分間で『MaTsuのオールナイトリクエスト』て、番組やってます」と、徐々にドヤ顔に変化させながら言った。
リスナー数が少なそうな時間帯で、15分のどこがオールナイトだ! リクエストって、たいして掛からないだろ!!てめえの喋りは曲紹介で終わりじゃねえかっ……と、桃太郎をはじめ、みんな突っ込みたかったが、そこは大人を見せてグッと堪えて、空気に慣れたら吐き出そうと思った。
「て、ことは、あなたもエフミのユーザーさん?」と、るかが聞いた。
松はポカンとした表情を見せた。
「なんです? エフミって?」
「え? F☆MIXだよ。コミュニティサイトの……BOXルームのコミュニティのオフ会で来たんでしょ?」
男はMaTsuと言う名で作家、ラジオDJをしている35歳。本名は「松明(まつあきら)」と言う。
「ラジオされてるんですか!? いつ放送しているんですか?」と、下里が聞くと、松は、はにかみながら頭をボリボリ掻いて「月曜日の午前1時45分から2時までの15分間で『MaTsuのオールナイトリクエスト』て、番組やってます」と、徐々にドヤ顔に変化させながら言った。
リスナー数が少なそうな時間帯で、15分のどこがオールナイトだ! リクエストって、たいして掛からないだろ!!てめえの喋りは曲紹介で終わりじゃねえかっ……と、桃太郎をはじめ、みんな突っ込みたかったが、そこは大人を見せてグッと堪えて、空気に慣れたら吐き出そうと思った。
「て、ことは、あなたもエフミのユーザーさん?」と、るかが聞いた。
松はポカンとした表情を見せた。
「なんです? エフミって?」
「え? F☆MIXだよ。コミュニティサイトの……BOXルームのコミュニティのオフ会で来たんでしょ?」