BOXルーム
第5章 時間を戻してからの、話
「ハイハイ、こっち。ハイ、ありがとうね」と、言うと、男は真綾からおかもちを受け取り、中のモノを出しテーブルに置いた。
「あの……これでいいの?」と、真綾が聞くと、男は「はい、これ、オシマイ。ありがとうね」と、言っておかもちを返し、どこかに消えて行った。
真綾はおかもちを取り、階段を下りる。すると、またタイ人みたいな男が顔を出す。
「ここ、閉めるなしダメよ」と、言うと扉を閉めた。
「あ、すいません……て、あの人、どこから出入りしてるんだろ……」
一人、部屋に残されたももっちは、なぜかテーブルでオムライスを頬張っていた。
「なによ、こんな退屈な所で人を待たせてさぁ。ルキアってそんな偉いのかバカ!! このテレビは何にも写らないし、電話は繋がらないし、携帯はないし……」
相手に正体がバレてる以上、偽警察手帳ハッタリ作戦は通用しない。
殺される心配は無くなったが、帰れるのかどうかが心配だった。
「なんか、腹が立った。あのケンちゃんと相撲取ろうかな?」
ももっちは立ち上がり四股を踏む真似をし、満腹になったお腹をポンと叩く。
「無理。勝てない!」
「あの……これでいいの?」と、真綾が聞くと、男は「はい、これ、オシマイ。ありがとうね」と、言っておかもちを返し、どこかに消えて行った。
真綾はおかもちを取り、階段を下りる。すると、またタイ人みたいな男が顔を出す。
「ここ、閉めるなしダメよ」と、言うと扉を閉めた。
「あ、すいません……て、あの人、どこから出入りしてるんだろ……」
一人、部屋に残されたももっちは、なぜかテーブルでオムライスを頬張っていた。
「なによ、こんな退屈な所で人を待たせてさぁ。ルキアってそんな偉いのかバカ!! このテレビは何にも写らないし、電話は繋がらないし、携帯はないし……」
相手に正体がバレてる以上、偽警察手帳ハッタリ作戦は通用しない。
殺される心配は無くなったが、帰れるのかどうかが心配だった。
「なんか、腹が立った。あのケンちゃんと相撲取ろうかな?」
ももっちは立ち上がり四股を踏む真似をし、満腹になったお腹をポンと叩く。
「無理。勝てない!」