BOXルーム
第2章 F☆MIX
「この人達、身内じゃないんですか?」と下里は聞いた。
女性は思いっきり、首を横に振る。
「知らないわよ……て、言うか、どこよここ……」
「実は僕も目が覚めた時、ここにいたんです。なぜ、ここにいるのか、まったく……あなたは? ここに来る前、覚えてます?」
下里が聞くと、女性は顎に少し手を当てて記憶をたどる。
「私は……たしか……そうだ! エフミのオフ会に行く前に全身エステして……」
「エフミ……え、ひょっとして、F☆MIXのユーザーさん?」と下里は、驚いた表情を見せる。エフミとはユーザーが使うF☆MIXの略称だ。
「そう、サイトのBOXルームのコミュのオフ会に行く前に、全身エステしてたら……なんでこんな所に……」
女性は唇を噛みしめ、毛布の端を強く握る。そもそも、なぜ全裸の時にこうなるんだと答えの出ない自問自答を繰り返していた。
女性は思いっきり、首を横に振る。
「知らないわよ……て、言うか、どこよここ……」
「実は僕も目が覚めた時、ここにいたんです。なぜ、ここにいるのか、まったく……あなたは? ここに来る前、覚えてます?」
下里が聞くと、女性は顎に少し手を当てて記憶をたどる。
「私は……たしか……そうだ! エフミのオフ会に行く前に全身エステして……」
「エフミ……え、ひょっとして、F☆MIXのユーザーさん?」と下里は、驚いた表情を見せる。エフミとはユーザーが使うF☆MIXの略称だ。
「そう、サイトのBOXルームのコミュのオフ会に行く前に、全身エステしてたら……なんでこんな所に……」
女性は唇を噛みしめ、毛布の端を強く握る。そもそも、なぜ全裸の時にこうなるんだと答えの出ない自問自答を繰り返していた。