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角川学園-School Days-

第7章 不良襲撃編~南の謎~

変声の能力については、本当に信頼出来る人にしか話していない。

誰ふり構わず話すと、受け入れてくれる人もいるだろうが、気味悪がる人、悪事や自分の利益に利用しようとする人などが出てくるかもしれない。

『それはそうと、小野郁はわかってくれたか?』

「はい
時がくるまで、待ってくれるって約束してくれました」

『そうか、ならいい』

昨日の夜、睦月さんに昨日の件で郁君に僕の正体が、バレかけた事を話した。

誤魔化せたけど、多分もう郁君は事実だと気づいているだろうとも話した。

「郁君は、優しくて良い子です
彼なら、他言無用の約束は守ってくれますよ」

『流石は、月見の息子だ
優しくて約束は、必ず守ってくれるとこはそっくりだ』

「顔とかも、月見さん似ですし」

それだけに、あの事件は悲しかった…。

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