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角川学園-School Days-

第8章 4年前の真相編~対面~

「今、楽にしてやる」

研磨さんは、素早い動きで通り魔の後ろに回り込んで、通り魔の首に手刀で攻撃した。

「ぐぁ…。」

通り魔は、その場に倒れて気絶する。

その時、救急車とパトカーの音が聴こえ始めた。

「よし、みんな
一旦、アパートへ行くぞ」

◇日本橋アパートの敷地内◇

「研磨兄ちゃん、通り魔と女の人を放置してて大丈夫なの?」

数多君の質問に頷く研磨さん。

「あとは、警察と救急隊員が何とかしてくれるだろう
それに俺と歩は、なるべく警察とは関わりたくないんだ」

「4年前の事件の当事者が、この近辺に住んでるってバレたくないからですか?」

「そのとおりだ
郁は、本当に勘が鋭いな!」

僕の頭を撫でる研磨さん。

「俺と歩は、地元を離れてココに引っ越して来た
ココなら、オタロードとかに近いし自分のしたい仕事が出来るしね」

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