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角川学園-School Days-

第10章 一泊移住編~初日の始まり~

◇バスの中◇

-俊樹視点-

「zzZZZ」

俺の横で、郁が俺の肩にもたれながら寝ている。

「あれ?
郁、寝ちゃったのか?」

前の席から、数多と南が後ろを向いて覗き込む。

「本当だ
郁君、寝ちゃってる」

バスが出発して1時間ちょっと経った頃に、郁はいつの間にか寝てしまっていた。

「そうだ、せっかくだからツーショット撮ってやるよ♪」

スマホを構える数多。

「おう、頼む♪」

数多に、スマホで寝てる郁とのツーショットを撮ってもらう。

「撮ったぞ~」

「サンキュー、あとで送ってなー♪」

数多から、画像添付のメールが届く。

実は、数多には郁への気持ちについて相談してたんだ。

研磨さんと、歩さんの恋愛を受け入れてる数多なら、相談にのってくれると信じてるから。

思ったとおり、数多は郁の事が好きな俺を気持ち悪がらずに、普通に受け入れてくれた。

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