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「今、俺を含む各クラスの担任が、思い出写真を撮るのに自分のクラスメートの各部屋を、順番に回ってるとこなんだ」

持ってるカメラを、松岡先生は僕達に見せる。

「とりあえず、撮るから４人固まれよ～」

「「「「はい」」」」

僕と俊樹君は、僕が使うベッドに腰掛けて肩を組んで、ピースする。

僕達の後ろに、数多君と南君がベッドで膝立ちして、両手でピースする。

「撮るぞ～」

写真を撮り終えると、松岡先生は部屋を出て行く。

そのまま、就寝時間の３０分前まで４人で、トランプで遊びながら喋ったりして楽しく過ごした。

「それじゃあ、俺達そろそろ部屋に戻るよ」

「２人共、お休み♪」

「おう、お休みー♪」

「また明日ね～」

数多君と南君は、自分達の部屋に戻って行った。

「僕達も、そろそろ寝る準備しよう」

「そうだなー♪」

僕と俊樹君は、洗面所に置かれている未開封の、使い捨て歯ブラシセットを開封して歯を磨く。