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角川学園-School Days-

第12章 一泊移住編~郁と俊樹の秘密事~

うがいしたあと、歯ブラシセットをゴミ箱に捨てて、順番にトイレを済ませる。

「電気消すぞー」

「うん」

俊樹君が、部屋の電気を消す。

「ホテルのベッドも、ふかふかで寝心地すげぇ良いなー♪」

「そうだね~」

僕達は、ベッドの中に入って寝心地の良さを堪能する。

-俊樹視点-

「なぁ、郁」

「なに?」

「ちょっと、お願い事があるんだー」

俺は、ベッドから起き上がって郁のそばに行く。

「どうしたの?」

郁は、起き上がり俺の方を見る。

「あの、さ……嫌なら、嫌ってハッキリ答えてほしいんだこど…。」

「うん」

俺は、郁にカミングアウトと、とあるお願いをする事にした。

「お願い事の前に、お前に言っておきたい事があるんだ…。」

「うん」

「俺、実はゲイかもしれないんだ」

「えっ!?」

突然のカミングアウトに、郁はかなり驚いている。

「数多にはカミングアウト済みだし、郁も受け入れてくれると思ったからさー」

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