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「異性愛でも同性愛でも、恋愛は人それぞれだから偏見はないよ」

やっぱり、そういうのに偏見持たない奴って郁の事、信じて良かった。

「ゲイかもって思ったきっかけは、一目惚れなんだー」

「そうなの？」

「うん
どこの誰かとかは、言えないんだけどな」

いきなり、本人に言えないし言ったら戸惑うから、今はまだ告白しない。

時期がきたら、ちゃんと郁に自分の気持ちを伝える。

「相手を初めて見た時に、俺の中で今まで感じた事のない何かが出てきたんだ
でも、すぐにそれが恋だとわかった」

「相手が、どんな人か教えれる範囲で教えてくれる？」

「相手は、同じ高校の奴で俺よりも身長が低くて、少し頼りない感じがするけど、優しくて友達思いで良い奴なんだー」

郁には、バレない程度の特徴を言った。

「へぇ～
どんな人か気になるかも」

お前だよって、心の中で打ち明ける。