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角川学園-School Days-

第15章 恋のライバル編~夕陽の告白~

僕は、真根さんとソングボーイズのみんなと別れて、研磨さんと一緒にスタッフルームを出た。

◇アメニイト日本橋店2階◇

「郁は、これから帰るのか?」

「うーん、まだ少しアメニイトで見て回って、他の店も少し見てから帰ります」

「そっか、それじゃあ俺は作業に戻るから」

「わかりました」

そう言うと、研磨さんはエスカレーターで上の階へ向かった。

「さてと、下でBL本でも買って妄想力補給でもしようかな」

◇アメニイト日本橋店1階◇

「郁君、頭の傷は大丈夫なの?」

「歩さん、昼休憩から戻って来たんですね」

1階のBLコーナーへ行くと、歩さんがBLコーナーの棚を整理していた。

「大丈夫ですけど、まだ完全には頭痛が治ってませんが」

「研磨君から、電話で話聞かされた時から心配してたんだよ」

「心配おかけして申し訳ありませんでした」

「とにかく、無事で良かったよ」

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