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角川学園-School Days-

第15章 恋のライバル編~夕陽の告白~

質問した途端、無言になる南君。

「南君?」

「……ひ・み・つ♪」

「え?」

少しの無言のあと、南君は笑顔でそう答える。

「だけど、秘密にしてばかりじゃ悪いから、僕の仲間に関してヒントね」

「ヒント?」

「僕の仲間は、昨日のイベントで座席番号で当たって、特典をもらった人物の中に1人いるよ」

てことは、女子中高生、ヤンス青年、おじさん、女性の中に南君の仲間が1人いるのか。

「正解も、いつか必ずわかるから」

「うん、わかった」

僕と南君は、別々のホームに向かって電車に乗った。

◇天王寺・天王寺ホテル前◇

「郁く~ん!」

「夕陽君!」

天王寺ホテルの前に着くと、夕陽君が待っていた。

「郁君、まだ痛む?」

「少し痛むけど、昨日より大分マシになったから大丈夫♪」

「良かった…。」

安堵の表情を浮かべる夕陽君。

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