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角川学園-School Days-

第16章 新しい家族編~顔合わせ~

◇道中◇

-郁の母親視点-

「優里(ゆり)さん、郁君には俺と息子の事そろそろ話した?」

「今日、帰ったら話すつもりよ」

私は、彼にそう答える。

「郁君、俺と優里さんの再婚認めてくれるかなぁ~」

「認めてくれると良いのだけれど…。」

私は、小野優里(おのゆり)。

郁の母親で、難波の地下のスーパーでパートとして働いている。

「郁君に会うの楽しみだな」

彼は、同じスーパーで正社員として働いてる、文月渉(ふづきわたる)さん。

郁にはまだ話してないけど、現在まで1年と数ヶ月交際していて、再婚の約束もしている。

渉さんには、中学1年生の息子さんが1人いて、何度か会った事も。

「郁は多分、大丈夫だと思うわ
自分の事は気を遣わずに、私に再婚したかったらしてって、何度か言われた事があるから」

「郁君は、母親思いだね♪
隼(しゅん)も、お兄ちゃんが出来るって楽しみにしてるんだ」

隼君は、渉さんと前の奥さんとの息子さん。

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