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角川学園-School Days-

第2章 開幕編~仲間達との放課後~

あ~あ、若いスタッフのお姉さん震えてるよ。

さっきまで騒いでいた客達も、静まり返ってカップル達の方を見ていた。

その時、レジの奥に行っていたスタッフが戻って来た。

「お待たせしました
こちら、イベント参加券です」

スタッフが、ビジュアルブックと一緒に参加券を、袋に入れて僕に渡す。

「はぁ!?」

「ちょっと待ちなさいよ!!」

すると、カップルの怒りの矛先が僕の前にいる、スタッフに向けられる。

「今さっき、参加券の配布を終了したって言ったじゃねえかよ!!」

「それなのに、なんで渡してんのよ!?」

「こちらのお客様は、事前にご予約されていましたので、予約分で別に取り置きしてるんです…。」

「そんなの不公平じゃねえか!!」

ガラの悪い彼氏は、怒鳴りながらレジ付近に置いてるポールを蹴り飛ばす。

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