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角川学園-School Days-

第2章 開幕編~仲間達との放課後~

俊樹君は、後ろ上段回し蹴りをカップルの彼氏の顔面に、寸止めで放つ。

「しつこいぞ
お前らみたいな、ガラも質も性格も見た目も、何もかも悪いファンなんか相手もお断りだろうな」

「んだとッ」

「それに」

カップルの彼氏に向けていた脚をおろし、僕の頭に手をポンッと乗せる。

「俺の郁に危害を加えようすれば、お前の汚い顔面に今度こそ蹴りを食らわすぞ」

「なッ…。」

「俊樹君…。」

それに今、俺の郁って…。

「あと、そこのあんた」

俊樹君は、カップルの女性の方を見る。

「な、なによ」

「口臭がエグいぐらいするんで、口開かない方が良いぞ」

「はぁ!?」

「郁、行くぞ」

僕の腕を引っ張り、俊樹君は出口に向かって店を出た。

◇ゲーマズー日本橋店の前◇

「あんな、ガラの悪い客達って実際にいるんだなー」

アメニイトを出た僕達は、歩いて数分のとこにある、ゲーマズーの前に来ている。

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