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角川学園-School Days-

第19章 過去の友達編~南の正体と俊樹との亀裂~

「相手の思いやる優しい気持ち、やっぱり郁君は性格も翔太さん似だね」

「ホント、そうだな」

横で、米内刑事と鳥海刑事が僕を見て言った。

「あの、弟の隼の身が危なくなる事は…?」

「それなら心配はいらない」

睦月さんが口を開く。

「きみの弟とその友達の事は、念のために別の部下達に張り込ませている」

「そうですか…。」

少し安心した。

「あの、それともう1つだけ…。
お父さんとの約束とはいえ、何でココまでしてくれるんですか…?」

僕は、5人に聞いた。

「俺にとって水無月は、本当の弟のように可愛がっていたからな
あとは、アイツの人望と人徳だ」

睦月さんが最初に答える。

「俺と始も、翔太さんには随分と可愛がってもらったし、かなり世話になったからその恩返しかな」

「あの人がいて、今の俺達がいるようなもんだしさ」

次に、米内刑事と鳥海刑事が答えた。

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