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「あぁ、あの時の罪滅ぼしだ！
あの時の俺達は弱かった…。
いじめられてる親友から、助けを求められたのに…。」

「もしも助けて、自分達もいじめられたらどうしようって恐怖心から、俺達は郁を見捨ててしまった…。」

勝生と村瀬は、悲しみと後悔の気持ちを語り始めた。

「郁が転校してからも、今日までずっと俺達は後悔し続けた…。
何であの時、助けてあげられなかったんだろうって…。
どうして、一緒に痛みを分かち合ってあげられなかったんだろうって…。」

「郁が転校した当時、俺達は自分の弱さと情けなさを後悔しながら泣いた…。
いつか、郁と再会したらちゃんと謝りたいと思った…。」

すると、２人の目から涙が流れていた。

「郁と再会した時、やっぱり俺達の事を憎んでた…。
理由がどうであれ、郁を見捨てたから当然だ…。」

「だけど、俺達は郁と仲直りがしたい
許してもらえるまで、何度だって謝り続ける！
もし、許せない気持ちに変わりないならそれでも良い」