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角川学園-School Days-

第20章 過去の友達編~仲直りと告白~

-郁視点-

その後、米内刑事と鳥海刑事以外の警官達も駆けつけて、鮎喰親子は逮捕されて連行された。

「……。」

これで、やっと全て終わった…。

翔太お父さん、お母さんやっと終わったよ…。

渉お父さん、隼と仲良しの兄弟で頑張っていくよ。

「郁…。」

名前を呼ばれて振り向くと、利行と健次郎がそばに来ていた。

「その、何度も同じ事を言うけどさ…。」

「本当に、中学の頃はすまなかった!」

2人は、僕に頭を下げた。

「……もう、良いよ…。」

「「え?」」

利行と健次郎は、顔を上げて僕の顔を見る。

「さっきので、2人の気持ちは伝わったから…。
それと、次また僕の事を見捨てたら許さないからね…///」

僕は左手を利行に、右手を健次郎に差し出す。

「郁!」

「ありがとう!」

2人と、それぞれ握手を交わして仲直りした。

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