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お姫様は海に恋い焦がれる

第1章 壊れてゆく運命を、リボンで


かつて月の王国に危機が迫った時、プリンセス・セレニティは戦士ネプチューンとの束の間の逢瀬の中で、彼女をリボンに繋ぎたがった。


(行かないで)

秘めた想いの代弁に。


時は流れて、現在──…


ギャラクシアとの戦いに不安を覚えたうさぎは、朝ぼらけの寝室で、パステルピンクのリボンを手持ち無沙汰のようにもてあそんでいた。


※うさぎがヤンデレっぽいです。

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