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舞子のえっちな日記

第2章 舞子の会社での姿



なにもできないでいるわたしに



「…あの、すいません。
ぶつかっちゃって。
大丈夫でしたか?」



ふわりと漂う、男性の香り。


男性はしゃがんで
わたしと同じ目線になる。

わたしは恥ずかしくて、
かぶさった前髪の隙間から
男性の口元だけを見つめた。



「…あ……は、い…」


うわぁ…どーしよ
早く立たなきゃいけないのに。。


この状況に
ほんの少し、

いや、

だいぶ興奮してしまう自分が恥ずかしい。。



前からスーツの擦れる音が聞こえる。


ふわりと温かさに包まれたと思ったら、
男性のジャケットが
わたしの肩にかけられていた。



「立てます?」



男性はわたしの肩に腕を回して
立たせてくれた。



「あ、ありがとうございます…」


わたしは
落としてしまったポーチを
拾った時に気づいた。





わたしが座ったところ

シミついてるっ……!?




もう頭が真っ白になってしまい
そのシミから目が離せなくない。


なにが1番恥ずかしいって


その男性にシミを見られていること。。



「あ…と……これは……」



なにも言い訳が浮かんでいないのに
勝手に口が動いてしまう。


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