舞子のえっちな日記
第3章 城島 圭
城島さんは聞こえていないのか、
それとも聞こえていないふりを
しているのか、
その歓声には触れずに
また深々と頭を下げた。
そして、
めげない女性社員からの
質問タイムと言ったら、
他の社員が呆れてため息が出る程だった。
「はぁい質問!!
圭くんは好きな人いるのぉ??」
「はいはぁい!
圭くんは、今彼女はいますかぁ」
「ズバリ!
この中で1番タイプの社員は!?」
朝からハイテンションの女性社員たちに
男性社員はおろか、
部長も手がつけられない。
そして質問されている本人の
城島さんはというと。。
「あははっ、
皆さんとても元気で笑顔が素敵ですね。
誰が1番なんて、
そんなのつけなくてもいいと思いますよ」
(ニコッ
「「きゃあぁっ!!!///」」
はい、
なんて完璧な
かわし方なのでしょうか。
これはもう女になれっこさん
なんだなぁ。。
と確信する、
その他大勢(わたしも含む)。
女性社員からの攻撃は
止まることを知らないようで。
さすがの城島さんも
だんだんと笑顔がひきつる。
うわぁ……
かわいそうに。。
わたしにはどーすることもできないしなぁ。