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舞子のえっちな日記

第3章 城島 圭



PM13:00


お昼を食べ終わり、
仕事に取り掛かろうとする

が、


よ、横から視線を感じる…

というか…

睨まれてるような……。


長い前髪の隙間から
さっきからずっと立ったままの
正体を確かめると


「あっ……!」


「あ、じゃねーよ。」


五十嵐…くん。


「お前が俺の専属秘書??

まじかよー。
あのジジイなに考えてんの??」


セットされた黒髮を
ぼりぼりかきながら
大きなため息をついた。


五十嵐くん、
今来たんだ…
てか秘書ってなに!?


軽くパニックで
なにも言えないでいると


「黒いゴムでひとつ結び。
だっさい眼鏡に
だっさい服装。

俺がこんなに話しかけてやってんのに
なーんにも喋んねーし。

お前やる気あんの??」


喋りながら触っていた髪を
くいっと引っ張られ
五十嵐くんと目が合う。


「っあ……

あの…離して……」


五十嵐くんの息がかかる程の
至近距離に
わたしは思わず目をそらす。


「…おいまて、

お前、なんか……」


五十嵐くんの手が私の頬を抑え
もう一方の手が
わたしの長い前髪を搔き上げる。


え…!?
なに……


怖くて目をつむったとき、


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