舞子のえっちな日記
第3章 城島 圭
「なんてこと言うんだよ。
そーゆーところを改めろって
社長から言われてるんだろ。」
「はぁ?
てめーさっきから
偉そーな口聞いてんなよ」
2人が口論になると
周りがざわめき、
注目が集まる。
ちょ、ちょっとー…
やめてー、、、
どーしたらいいの……!
「ほんと、
高校の時から変わんねーな、
けえ。」
五十嵐くんがその言葉を最後に
オフィスから出て行ってしまった。
「はぁ。
それはお互い様だろ。」
なんとも言えない表情で
ため息をこぼす城島さんに
なにも言えないでいると
「あぁ、すいません。
助け舟を出しに来たつもりが
こんな子供の喧嘩を見せてしまって。」
「あ、い、いえ……」
またいつもの笑顔に戻ると
城島さんは続けた。
「五十嵐 冬伍。
あいつ、高校の時の後輩なんです。」
意外な関係性に
目を丸くする。
「そーなんですか…。
どうりで…。」
「あはは。
ここへの配属が決まった時、
冬伍の親父さんの会社だってことは
知ってたんですけどね。
まさかあいつも俺と同期で
入るとは思いもしてませんでした。
しかも次期社長だからって
あんな生意気な態度……。」