舞子のえっちな日記
第3章 城島 圭
城島さんの話している姿に
見とれていると
あははと笑い声が近づいてくる。
「いやぁ、
城島くんと五十嵐くんが
高校の先輩後輩だったとはねぇ!
こりゃあ五十嵐くんに
反論できるのは
城島くんだけかなぁ?」
「あはは、
本当、あいつは手がつけられないですね」
ゲラゲラ笑う部長は
なにかを思いついたように
ピタリと止まった。
「あぁ、そうだ!
城島くんが五十嵐くんの
お世話係になればいいんじゃないの??」
その言葉を聞いて
城島さんが明らかに
顔をひきつらせる。
一方わたしは、
助かった……。
これでもうあんな怖い思い
しなくて済む……。
と今にも両手を上げて
喜びたい程嬉しくて。
「あ、そ、それいいと思います!」
珍しく声を張って賛成した。
が、
「そーいえば城島くんも
新人社員だったねぇ!
新人同士じゃお世話係は無理かぁ!」
またゲラゲラ笑う部長を
横目に、
あれ?
わたしもこの春入社してきたんだけどな。。
と思いつつ、
たまたま目があった城島さんと
部長に合わせて笑う。