となりのアイツ AN
第21章 初デート4 かずくん
4-3
お茶で乾杯して、二人で恐る恐る、料理を口に運ぶ。
「うまっ」
「ヤバッ」
そこからは旨い旨いと繰り返すばかり。
「これ何だっけ?フカヒレ?こんな固まりで食うの初めて」
「北京ダック、皮がパリパリだぁ~・・・」
まーくんが 食べ足りない、とか言いだしたら
どうしようと思ったけど
シェアするときに 多めに皿によそってやったら
なんとか満足したみたい。
二人共デザートまで大満足で完食した。
だけど お金を払う段になると
やっぱりちょっとイケナイことした気分になってしまう。
「あぁ。こんだけあったら何日暮らせるか・・・」
「ちょっ、やめよーよ。今日だけは忘れよ?」
「そうだな、ごめん。旨かった、ご馳走様で終わろう」
会計を済ませ、シーバスに乗ろうか、それともまたぶらぶらしながら夜景を見ようか・・・
なんて思いながら山下公園の方へ歩いていくと・・・
イイ感じに暗くなってきた公園のベンチやそこかしこで、結構大胆に寄り添い合うカップルの姿が目立つ。
人が歩いてるすぐ近くでも濃厚なキスをしてるカップルさえいて・・・
見ないほうがいい、見ちゃいけないと思って わざと反対方向を見ながら無言で歩く不自然な俺たち。
ちょうど俺たちが目の前を通りかかったとき その大胆カップルの女の子が 喘ぎ気味に声を出した。
「ん・・・孝之・・・」
お茶で乾杯して、二人で恐る恐る、料理を口に運ぶ。
「うまっ」
「ヤバッ」
そこからは旨い旨いと繰り返すばかり。
「これ何だっけ?フカヒレ?こんな固まりで食うの初めて」
「北京ダック、皮がパリパリだぁ~・・・」
まーくんが 食べ足りない、とか言いだしたら
どうしようと思ったけど
シェアするときに 多めに皿によそってやったら
なんとか満足したみたい。
二人共デザートまで大満足で完食した。
だけど お金を払う段になると
やっぱりちょっとイケナイことした気分になってしまう。
「あぁ。こんだけあったら何日暮らせるか・・・」
「ちょっ、やめよーよ。今日だけは忘れよ?」
「そうだな、ごめん。旨かった、ご馳走様で終わろう」
会計を済ませ、シーバスに乗ろうか、それともまたぶらぶらしながら夜景を見ようか・・・
なんて思いながら山下公園の方へ歩いていくと・・・
イイ感じに暗くなってきた公園のベンチやそこかしこで、結構大胆に寄り添い合うカップルの姿が目立つ。
人が歩いてるすぐ近くでも濃厚なキスをしてるカップルさえいて・・・
見ないほうがいい、見ちゃいけないと思って わざと反対方向を見ながら無言で歩く不自然な俺たち。
ちょうど俺たちが目の前を通りかかったとき その大胆カップルの女の子が 喘ぎ気味に声を出した。
「ん・・・孝之・・・」