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となりのアイツ AN

第34章 誤解2 かずくん


胸が締め付けられるように苦しい。

まーくんのこと信じなくちゃ、と自分に言い聞かせていたのに

あの時ベランダを乗り越えて まーくんが追いかけてきてくれたように
横浜へも すぐに追いかけてきてくれると期待してた俺。

でもまーくんは来ない。

もしかしてこれが答えなのか?
まーくんを閉め出した俺に・・・もう愛想を尽かしたの?


そう思いながらもまた少しの物音にドキッとしてしまう。

・・・疲れた・・・
俺はこんなにもまーくんのこと・・・

たった一日まーくんのことを待つだけで神経をすり減らし疲れ果てる。
そのくせ外に出たりする気にもなれない・・・


俺、まーくんが来る前はどうやって一人で過ごしてたんだろう・・・

こんなにもまーくんは俺の生活の一部になってしまっていたんだな


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