となりのアイツ AN
第3章 となりのアイツ3 かずくん
あれは 去年の…9月頃かな、
その頃は まだ俺も時々 窓づたいにまーくんの部屋に
行くことがあって、その日も 借りてた漫画を返そうと
窓から部屋に入ったんだけど…。
ちょっと風の爽やかな日で、
まーくんは窓を開けたまま ベッドで昼寝してた。
どうも漫画を読みかけて寝ちゃったらしく、
傍には漫画が落ちてたんだけど、
シャワーの後だったのか…
その格好が、パンツ一枚で…。
ドキっとした。
ちょっと濡れた髪が 額にかかってて
なんだか微笑んでるみたいに 優しい顔で。
大の字に寝てる薄い胸が
呼吸に合わせて上下してて…。
一緒に風呂に入ったことも 何度もあるのに、
その時はパンツ一枚の姿から目が離せなくなった…。
そう、俺は まーくんの無防備なセミヌードに
欲情してしまったんだ。