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「まーくん…俺　明日ここを出ていく」
「あ、…合格したんだね…おめでとう」

「ありがとう」
「ねぇ、中に入ってよ、寒いから」



言い募る俺に　静かに首を振って見せて


「今までありがとう」
「え、何、改まって…。それに　ありがとうは俺の言うセリフだよ」

「それから…前、変なこと言ってごめん」
「え？なんのこと？」

「俺は男が好きだから…、って」
「あぁ…うん。…びっくりしたけど…。あの、あれって本気なの？それとも俺をからかっただけ？」

「半分はホントで半分は嘘…かな」
「……」

「誰でもいいから、みたいな言い方したのは嘘。…だけど…、俺…」