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となりのアイツ AN

第63章 二十歳の贈り物4 かずくん



俺も まー君の肩を抱き、その手を背中へと滑らせたその時


ヴヴヴヴヴヴ!

マナーモードにしたままだった俺のスマホが
テーブルの上でガタガタと不快な振動音を立て始めた

なかなか終わらない振動は 多分電話の着信だ


「・・・・・・」
「・・・・・・」


二人とも 無言で動きが止まる

電話なんて滅多にかかってこないのに
何でこのタイミングで来るかな




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