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となりのアイツ AN

第63章 二十歳の贈り物4 かずくん



まーくんが スマホを気にする気配がして
離れようとする唇を俺の方からもう一度合わせる

けど、

「かずくん・・・」
「出なくていいから」


そう言ってんのに

「でも・・急ぎじゃ無ければLINEかメール使うよね。
電話だなんて急用かもしれないよ」
「・・・・・・」


俺だってそうは思うよ?
そうは思うんだけど

でも、今はこっちの方が大切じゃないのかよ

なんて、子供みたいに拗ねる俺は
カッコ悪いってわかってるから さすがに言葉には出来ない




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