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別れ道 ~同窓会の夜~ SA

第2章 2 翔

2-6

「なにそれ、ひどっ!」
「え?いいだろ?今更...」
「だって!・・・だったら俺モテモテの超ハッピーな高校生活送れてた、ってことじゃん。
俺さ、いつも人気者の翔ちゃんの引き立て役ばかり、って落ち込んでたときもあったんだよ?あ~、俺、モテてたのかぁ~...残念。」
「いいんだよ、その分俺が一途に深――――く想ってやってたんだから」
「?そうかな、ま、良いけど」
「いいのかよっ」
「ふふ...だって、俺の幸せは翔ちゃんといることだもん。いいよ」


ホントにこいつは可愛い奴だ。
どうしよう、さっき終えたばかりなのにもうムラムラしてきたぞ?
...仕方ないよな、3年分だもの。今日はオールで可愛がってやる。

にっこり笑う雅紀が可愛くて愛しくて...
俺は「さぁ、先は長いんだからまずは2回目...いくぞ」と耳元で囁いた。
「え?2回目...って、もしかしてその後もあるの?翔ちゃん、そんなに出来るの?」

あ、バカにしたな?俺の絶倫振りを見せてやるからな。さっきソレ系の栄養ドリンク飲んどいたし、極薄潤いゼリー付きだって昨日1ダース買い足したんだ。 
備えあって憂いなし!


一度は別れてしまったけれど再び交差した俺たちの歩く道
俺はもう二度と雅紀を離さない、離すもんか!
 
                                     
そう心に誓いながら 俺は再び雅紀を引き寄せ、そっと優しく口づけをした



END

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