+* ゚ ゜゚ *Classmates* ゚ ゜゚ *+
第12章 悪い子の勧め
「なんだそれ。」
空がまた笑った。あたしはサンドウィッチを頬張った。
「暫く外出禁止だし…あーあ。」
大きなため息をついた。お腹が落ち着いてあたしは空から少し離れた場所で横になった。
「じゃぁ…そんなに嫌なら良い子辞めて、悪い子になりゃ良いんじゃね?」
空の雲がゆっくりと動いていく。
…明日も晴れかなぁ。
「悪い子?」
あたしは空を見たけれど、空は目を瞑ったまま腕を頭の下で組んだまま横になっていた。
「お前のやりたいことって何だよ?」
「あたしが今やりたいこと?」
「ああ。それがやりたくて出来ないから怒ってるんだろ?」
「うん…取り合えず、プロトの次のライブには行きたい。」
「それから?」
「うーん。夜遅くまで友達と公園で話をしたり、カラオケやゲームセンターへ行ったり、クラブへ行きたい!!それにアルバイトだってしてみたい。」
「何だよ…それだけか。」
空が笑った。
「お前ってやっぱ悪い子に向いてねーんだよ。」
「真啓はクラブなんて行ってくれないだろうし、夏だって興味無いだろうし…リツに何度も誘われたけど、許してくれないから諦めたの。友達の中であたしだけだよ?」
空が笑った。
「何よっ何で笑うのよ?」
「友達頼ってばっかじゃん。自分一人で行きゃ良いじゃん。」
「ひとりカラオケ?ひとりゲーセンに一人でクラブ?なんかそれ嫌だ。」
…考えてみれば、ひとりでどこかに行ったことってあんまりない気がした。
空がゆっくり身体を起こした。
「よしっ!平日は眠くなっちゃうから、週末頑張るっ!期末テスト終わってからっ!」
何だよそれと空は笑った。
「もう昼休み終わりだぞ。」
空が先に降りて、あたしが次に降りた。
「ねぇなんで女って埴輪なの?」
あたしはいつもスカートの下にジャージを履いている。
「こーゆー時の為に履いてるのっ。なんであんたなんかにパンツ見せなきゃいけないのよ。」
空は静かに笑っていた。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
空がまた笑った。あたしはサンドウィッチを頬張った。
「暫く外出禁止だし…あーあ。」
大きなため息をついた。お腹が落ち着いてあたしは空から少し離れた場所で横になった。
「じゃぁ…そんなに嫌なら良い子辞めて、悪い子になりゃ良いんじゃね?」
空の雲がゆっくりと動いていく。
…明日も晴れかなぁ。
「悪い子?」
あたしは空を見たけれど、空は目を瞑ったまま腕を頭の下で組んだまま横になっていた。
「お前のやりたいことって何だよ?」
「あたしが今やりたいこと?」
「ああ。それがやりたくて出来ないから怒ってるんだろ?」
「うん…取り合えず、プロトの次のライブには行きたい。」
「それから?」
「うーん。夜遅くまで友達と公園で話をしたり、カラオケやゲームセンターへ行ったり、クラブへ行きたい!!それにアルバイトだってしてみたい。」
「何だよ…それだけか。」
空が笑った。
「お前ってやっぱ悪い子に向いてねーんだよ。」
「真啓はクラブなんて行ってくれないだろうし、夏だって興味無いだろうし…リツに何度も誘われたけど、許してくれないから諦めたの。友達の中であたしだけだよ?」
空が笑った。
「何よっ何で笑うのよ?」
「友達頼ってばっかじゃん。自分一人で行きゃ良いじゃん。」
「ひとりカラオケ?ひとりゲーセンに一人でクラブ?なんかそれ嫌だ。」
…考えてみれば、ひとりでどこかに行ったことってあんまりない気がした。
空がゆっくり身体を起こした。
「よしっ!平日は眠くなっちゃうから、週末頑張るっ!期末テスト終わってからっ!」
何だよそれと空は笑った。
「もう昼休み終わりだぞ。」
空が先に降りて、あたしが次に降りた。
「ねぇなんで女って埴輪なの?」
あたしはいつもスカートの下にジャージを履いている。
「こーゆー時の為に履いてるのっ。なんであんたなんかにパンツ見せなきゃいけないのよ。」
空は静かに笑っていた。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*