+* ゚ ゜゚ *Classmates* ゚ ゜゚ *+
第35章 卒業
「小鳥遊センパイ。第二ボタン下さい。」「伏見さん…。」「古水流先輩…。」
女子達がわらわらと集まって来た。
「あーっと悪い。俺たちのボタンは先約があってあげられないんだ。」
空が笑いながら、学ランの第二ボタンをプチッっと切ってあたしにくれた。夏はリツに、そして真啓もあたしにくれた。
「おい…真啓!どさくさに紛れて華にボタンやるなよ。」
空が慌てて真啓に言った。
「良いじゃない。それぐらい…。これ僕からのお守り。空くんと喧嘩したらいつでもおいで。」
真啓があたしに向かって微笑むと、空が間に割って入った。
「真啓…マジじゃねーか。本気で口説くのは駄目だ。」
夏とリツがそのやりとりを見て笑っていた。
空以外は、みな同じ大学へと進む。色々あったけれど、あたし達はこの先もきっと変わらないクラスメートだ。
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女子達がわらわらと集まって来た。
「あーっと悪い。俺たちのボタンは先約があってあげられないんだ。」
空が笑いながら、学ランの第二ボタンをプチッっと切ってあたしにくれた。夏はリツに、そして真啓もあたしにくれた。
「おい…真啓!どさくさに紛れて華にボタンやるなよ。」
空が慌てて真啓に言った。
「良いじゃない。それぐらい…。これ僕からのお守り。空くんと喧嘩したらいつでもおいで。」
真啓があたしに向かって微笑むと、空が間に割って入った。
「真啓…マジじゃねーか。本気で口説くのは駄目だ。」
夏とリツがそのやりとりを見て笑っていた。
空以外は、みな同じ大学へと進む。色々あったけれど、あたし達はこの先もきっと変わらないクラスメートだ。
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