+* ゚ ゜゚ *Classmates* ゚ ゜゚ *+
第15章 夏休みとそれぞれの想い
「ねぇ…リツ。好きな人が出来るってどんな感じ?」
あたしは、リツの部屋へ行きベッドに転がった。
「な…何よ…突然。」
リツの顔がみるみる赤くなった。
「あたし誰かを好きになったことが無いから、判らないんだよね。」
リツは少し驚いた顔をしながら、あたしの横に転がった。
「えっ…真啓くんは?」
「仲の良いお友達かなぁ。一緒に居ると楽しいしリツと同じ感じ。」
――― バフッ。
リツが突然枕を顔につけてジタバタし始めた。
「あーっもうっあーどうしてそうなっちゃうかなぁ。ぷふぁ~。」
顔に枕をつけたまま、リツは叫んだ。
「ちょ…リツ大丈夫?」
リツはうつ伏せになって枕を胸の下に敷いて、頬杖をついた。
「空くんが居たら絶対あたしと同じこと言ってると思う。」
「な…なんで空の話が急に出るのよ?縁起でも無い。」
今回の旅行に真啓が空の事を誘ったらしいが、行けたら行く…とアイツは答えていた。
…まっ。アイツが居なくて正解だわ。
「じゃぁ、たとえ話ね?」
リツは少しイライラするように大きなため息をついた。
「バレンタインの時、覚えてる?真啓くんに華がなかなかチョコあげられなかった時の事。」
「覚えてるけど…。」
いい?これはたとえ話だからね?とリツは再び念を押した。
「うん。判った。」
少し考え込みながらリツは話し始めた。
「真啓くんが、他の女の子に告白されたり、チョコを貰っているのを見てどう思った?」
リツがじーっとあたしを観察するような眼で見た。
…リツ…ちょっと怖い。
あたしは、リツの部屋へ行きベッドに転がった。
「な…何よ…突然。」
リツの顔がみるみる赤くなった。
「あたし誰かを好きになったことが無いから、判らないんだよね。」
リツは少し驚いた顔をしながら、あたしの横に転がった。
「えっ…真啓くんは?」
「仲の良いお友達かなぁ。一緒に居ると楽しいしリツと同じ感じ。」
――― バフッ。
リツが突然枕を顔につけてジタバタし始めた。
「あーっもうっあーどうしてそうなっちゃうかなぁ。ぷふぁ~。」
顔に枕をつけたまま、リツは叫んだ。
「ちょ…リツ大丈夫?」
リツはうつ伏せになって枕を胸の下に敷いて、頬杖をついた。
「空くんが居たら絶対あたしと同じこと言ってると思う。」
「な…なんで空の話が急に出るのよ?縁起でも無い。」
今回の旅行に真啓が空の事を誘ったらしいが、行けたら行く…とアイツは答えていた。
…まっ。アイツが居なくて正解だわ。
「じゃぁ、たとえ話ね?」
リツは少しイライラするように大きなため息をついた。
「バレンタインの時、覚えてる?真啓くんに華がなかなかチョコあげられなかった時の事。」
「覚えてるけど…。」
いい?これはたとえ話だからね?とリツは再び念を押した。
「うん。判った。」
少し考え込みながらリツは話し始めた。
「真啓くんが、他の女の子に告白されたり、チョコを貰っているのを見てどう思った?」
リツがじーっとあたしを観察するような眼で見た。
…リツ…ちょっと怖い。