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第19章 恋の切なさ

――――夏休み最後の週末。

待ちに待った日がやって来た。あたしとリツそして、真啓、何故か夏も来ることになった。

「夏ってニワカだったんだね。」

あたしは笑った。

「プロのミュージシャンが春さんの所に来るなんて、凄い気になるもん。」

春さんの車に乗って葉山の家へと向かった。

「もしかして…あのお城みたいなお屋敷ですか?」

真啓が驚いた声をあげた。

「うん♪そうだよ。」

「真啓くんの別荘も驚いたけど、春さんのお屋敷も凄いね。」

リツも窓から顔を出して、真っ白な建物を眺めていた。

「庭でバーベキューしましょうね」

門を入り車から降りて、春さんはみんなを案内した。

「ホントに凄い…凄いよ!!ホテルみたい。」

真啓もリツもきょろきょろと周りを見回した。

「プール・バーもあるけど、あなた達は未成年だから立ち入り禁止ね?OK?」

春さんは、こんなところは結構キッチリとしている。

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