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「怖がらないで…華。俺はお前の嫌がることはしない。」

襟足から唇が背骨の上を繋いながらゆっくりと降りて来る。

「あぁ…。」

ぞわぞわとした感覚があたしの上半身を包み込んだ。それはくすぐったくて、心地が良かった。冷たい手があたしの背中を優しく撫でていた。

「お前の肌…柔らかいね…それに滑々してる。」

何度も唇が背中を這い、あたしは気が付かないうちにシーツをギュッと掴んでいた。そのうちに腰から下には触れてくれない空の手がもどかしくなってきた。じわじわと太ももの間が熱くなってきた。

「綺麗だよ…華。ずっとこうしたかった。こうやってお前と抱き合いたかった。」

そして空はとうとうあたしのズボンとショーツに手を掛けた。

…恥ずかしい。

ゆっくりと引き下ろされるズボンとショーツ。

「そのままうつ伏せで居て…。」

空はふたつとも綺麗に取り去った。薄いブランケットがふわりと掛かるのが判った。ブランケットの中で空の唇が、背中から腰、そしてお尻へと這い降りていく。何度も繰り返されて、あたしはとうとう仰向けになり、空の唇を求めた。

「空…キスして…。」

あたしは小さな声で空に言った。

「華からのおねだり…嬉しい。」

空はあたしの上に覆いかぶさるようにしてキスをした。いつの間にか空も全裸になっていた。
唇が首筋から鎖骨へと降り、胸の突起に吸い付いた。

「あ…っ。」

空は、それをみると優しく微笑んだ。

「華…可愛い。」

そして反対側の突起も同じように愛撫されて、指で優しく摘ままれた。

「あぁ…駄目。」

それはとても温かくて心地よい刺激。