+* ゚ ゜゚ *Classmates* ゚ ゜゚ *+
第2章 転校生
「…で? いつまで俺に抱き付いてるの?」
通り過ぎていく生徒達がクスクスと笑った。あたしは顔が真っ赤になるのを感じ、慌てて空から離れた。向こうから夏が友達と歩いて来ていた。
…見られたかな。
あたしはドキドキしていたが、夏は何も言わないで通り過ぎていった。
「お前さ、助けて貰ってありがとうぐらい言えないの?」
空は意地悪そうに笑った。
「あ…ありがと。」
…ホント 嫌なヤツ。
「それにお前なんで埴輪なの?それじゃ風が吹いてもパンツ見えないじゃん。」
空はつまんねーのとあたしの背中に向かって言った。
「なんであたしが、あなたにパンツを見せる状況をつくらなくっちゃいけないの?馬鹿じゃない。」
…腹がたつなーもうっ。
「はなったれ華さん…お言葉を返すようですが、馬鹿って言葉は、自分より馬鹿な奴に言う言葉ですよ?」
「あら…そうだと思ったから言ったの。あたしだってそれぐらい知ってる。」
…何なのよこいつ。あったばかりなのに憎まれ口ばっかり。性格は落第点どころか、マイナスじゃない!
「もうすぐ中間なんだろ?お手並み拝見だな。馬鹿じゃないことを証明できるじゃん。」
音楽室が見えてきた。
「もうあたしに話しかけないでくれます?」
「なんで?」
…こいつ馬鹿だ。
「なんでって、あなたのこと好きになれそうに無いから。」
音楽室が見えてきた。
「心配すんな。俺だってお前みたいな優等生ぶってる女なんて大嫌いだから。」
丁度先生がカギを開けたところだったらしく、クラスメートがドアに吸い込まれていく。
あたしは空の言葉を無視してさっさと教室へ入った。
通り過ぎていく生徒達がクスクスと笑った。あたしは顔が真っ赤になるのを感じ、慌てて空から離れた。向こうから夏が友達と歩いて来ていた。
…見られたかな。
あたしはドキドキしていたが、夏は何も言わないで通り過ぎていった。
「お前さ、助けて貰ってありがとうぐらい言えないの?」
空は意地悪そうに笑った。
「あ…ありがと。」
…ホント 嫌なヤツ。
「それにお前なんで埴輪なの?それじゃ風が吹いてもパンツ見えないじゃん。」
空はつまんねーのとあたしの背中に向かって言った。
「なんであたしが、あなたにパンツを見せる状況をつくらなくっちゃいけないの?馬鹿じゃない。」
…腹がたつなーもうっ。
「はなったれ華さん…お言葉を返すようですが、馬鹿って言葉は、自分より馬鹿な奴に言う言葉ですよ?」
「あら…そうだと思ったから言ったの。あたしだってそれぐらい知ってる。」
…何なのよこいつ。あったばかりなのに憎まれ口ばっかり。性格は落第点どころか、マイナスじゃない!
「もうすぐ中間なんだろ?お手並み拝見だな。馬鹿じゃないことを証明できるじゃん。」
音楽室が見えてきた。
「もうあたしに話しかけないでくれます?」
「なんで?」
…こいつ馬鹿だ。
「なんでって、あなたのこと好きになれそうに無いから。」
音楽室が見えてきた。
「心配すんな。俺だってお前みたいな優等生ぶってる女なんて大嫌いだから。」
丁度先生がカギを開けたところだったらしく、クラスメートがドアに吸い込まれていく。
あたしは空の言葉を無視してさっさと教室へ入った。