+* ゚ ゜゚ *Classmates* ゚ ゜゚ *+
第9章 バレンタイン
真啓はいつものようにピアノを弾いていた。あたしはピアノから一番近くの椅子に座って静かに聞いている。曲が終わると、あ華ちゃんと言ってあたしに笑う。
「真啓くん。ちょっと聞いてほしいものがあるの。」
あたしは真啓にプロトの新曲を聞かせた。
「あっ…これって…。」
どうやら真啓も気が付いたらしい。
「そうなの。空の曲にそっくりじゃない?」
暫く聞いてから口を開いた。
「うん…そう…かな?似ていると言えば似てるかなぁ。」
あたしは、ピアノも弾けないし、曲名や作曲家の名前を聞いてもすぐにわすれちゃうけど、メロディは何故か割と覚えてられる。
「サビの部分なんて、まんまじゃない?」
「うーん…そうだったっけ?」
真啓は、曲を聞いてメロディ・ラインを耳でコピーしながらさらさらっと弾いた。
「僕が弾いたのはこんな感じだったから、ちょっと違うかも…?似てるだけじゃない?」
耳コピ出来るなんて流石は真啓だ。
「空に聞いてもどーでも良いって言うんだけど、不思議よねぇ。」
暫く黙り考え事をしていると、真啓が突然あたしに聞いた。
「そうだ。もうすぐ期末テストだから、夏と一緒にうちに勉強しに来る?」
「うん♪行きたい。」
「じゃぁまたメールするね。」
「判った。」
あたしは真啓の邪魔をしないように静かに曲を聞いていた。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
「真啓くん。ちょっと聞いてほしいものがあるの。」
あたしは真啓にプロトの新曲を聞かせた。
「あっ…これって…。」
どうやら真啓も気が付いたらしい。
「そうなの。空の曲にそっくりじゃない?」
暫く聞いてから口を開いた。
「うん…そう…かな?似ていると言えば似てるかなぁ。」
あたしは、ピアノも弾けないし、曲名や作曲家の名前を聞いてもすぐにわすれちゃうけど、メロディは何故か割と覚えてられる。
「サビの部分なんて、まんまじゃない?」
「うーん…そうだったっけ?」
真啓は、曲を聞いてメロディ・ラインを耳でコピーしながらさらさらっと弾いた。
「僕が弾いたのはこんな感じだったから、ちょっと違うかも…?似てるだけじゃない?」
耳コピ出来るなんて流石は真啓だ。
「空に聞いてもどーでも良いって言うんだけど、不思議よねぇ。」
暫く黙り考え事をしていると、真啓が突然あたしに聞いた。
「そうだ。もうすぐ期末テストだから、夏と一緒にうちに勉強しに来る?」
「うん♪行きたい。」
「じゃぁまたメールするね。」
「判った。」
あたしは真啓の邪魔をしないように静かに曲を聞いていた。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-