
催眠術 SO & AN
第22章 催眠術は必要ないから13 ニノ
何気なさを装って話すけど
気分はハッと、夢から覚めたみたいな・・・
やっぱり俺ちょっと暗示にかかりかけてたのかも
もしかして危ないとこだった?
はーあ、って深呼吸してから 改めて相葉さんに凭れかかる
「んはっ・・・セーフ・・・」
「ん?何が?」
「何でも無い」
「ふふっ・・・変なニノ」
何の事言ってんのかわかんないだろうに
“よかったね”って言うみたいに 背中をぽんぽんと
軽く叩いてくれる
あぁ、やっぱ俺 相葉さんの事が好きだなぁ・・って
しみじみ感じちゃうのはこういう時だ
