催眠術 SO & AN
第5章 催眠術なんかにかかる筈無い5 翔
「ハイ、え?席替えTIMEですか?ハイ、了解です」
突然聞こえた声に は?と顔を上げると
ニノが自分の襟元を指で摘み
架空のピンマイクに 口を近づけて誰かと話してる・・・フリをして
「席替えターーーイム!」
と叫んだ
3人のぽかんとした顔をよそに
「ハイハイ、ちょっとごめんなさいよー、席替えタイムだからね
あ、相葉さんそのままね。んで翔ちゃんは俺と交代だからここ座って」
「は?」
と間抜けな声を上げたのは 俺一人
相葉君は
「店長出た!席替え?合コンみたい!面白―い!」
と相変わらずひゃっひゃ笑ってるし
智くんは俺を見てにこっと微笑み、
ニノが立って空けた席を どーぞ、って手で示す