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彼女と妹

第3章 妹(その2)


「ウザイからあっち行って!」

顔を洗ってリビングに戻ると、まだバタバタと動き回っている。

台所の母さんに尋ねる。

「あの馬鹿娘、何探してんの?」

「さあね」

母さんも朝のドタバタには慣れているようだ。

「隼人は急がなくていいの?」

「もう部活の朝練もないし」

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