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彼女と妹

第16章 綾子と先生(その5)



理事長ってからには、てっきり頭が禿げてるとか、

おなかが出て脂ぎってるとか、

そういうのばかりを勝手に想像していた私にとって、それはある意味サプライズにも等しかった。


「どうしましたか?」


「あ、あの…」


見とれてしまった。

返事が返事になってない。


「そちらの来客用のソファに座りなさい」


「あ、はい…」

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