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想うこと。

第2章 第1章


「へーえ。
佳苗さん、俺という者がいながら
今日は合コンに行かれるんですか?」


柱にもたれかかりながら
挑戦的な目で私を見てくるこいつ。


「盗み聞きとは変な趣味を持ってるのね、海東君」


「いえいえ。
たまたま聞こえてしまったんですよ。

でも佳苗さんって合コンとか行かない人だと思ってましたので
意外です」


「私も別に行きたいわけじゃないけど
今回はまぁ、仕方なく」


「もし、俺が行くなって言ったら
行かないですか?」



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