POISON TEACHER
第9章 優しい男は優しくしてる自分を愛してる
しばらくして…、
あゆみは、目をさました。
『……!ここは一体?』
『目をおさましになりましたか
お姫様!!』
『せっ、先生!!』
『ゴメン!!
皆ホントにゴメン!!』
あゆみは、必死に謝った。
『私、ホント怖かった。
タカシが愛実ちゃんとできてから
自分だけおいてけぼりにされてくのが怖くて、
好きでもないのに
無理に恋愛なんかしてた!!』
溝坂はあゆみの頭をポンポンと叩き、
『よくいった。
俺は、そういうやつが大好きだ!!
だがなあゆみ、
お前にはまだ言えてないことが
1つだけあるんじゃないんか?
言わないといつか後悔するぞ!!』
あゆみは、真剣な顔になり、
タカシに向かって
自分の気持ちをぶつけた!!