POISON TEACHER
第13章 いい人なんて空気の粒々みたいに何もない存在!
あゆみたちは、
『大丈夫?』
と、駆け寄った。
石井は顔をしたに向けて
ボーッと立っていた。
『僕……、
振られちゃったよ!!
どうせ俺は人から非難されず
…臆病で自分を傷付けたくなくて
……守ってばかりだよ!!』
理恵とカナは
『ネガティブになったらダメよ
それに、
告ってもないのに振られたなんて
それは思い違い………』
石井は取り乱して
大きな声を出し、
皆を圧倒させた。
『放っておいてよ!!
これ以上僕を傷つけないで!
皆に迷惑かけたくないんだよ!!』
『あっ、………!!!』
石井は廊下を駆け出して行った。