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POISON TEACHER

第3章 外へ出たら上も下も糞もない。



数日後、
慶一の様子がおかしかった。


身体中に絆創膏が張られていた。



4組の皆は、
かなり心配をした



皆は、慶一に『どうしたの?』という質問攻めにあった。


初めは黙っていたようだが、
あまりにしつこかったのか


慶一は席を立ち上がった。



次の瞬間。



『ドンッ……、!』



慶一は突然机をなぎ倒した。


周囲の皆は沈黙と化した。



そしてロッカーからカバンをとりだした。


あゆみたちは
必死に止めだした!


『離せよ!』
『慶くん一体どうしたのよ!?』

『そうだよ!
何で急に帰ろうとするんだよ。』


『うるさい!!
俺がどうしょうが
勝手だろ!?』


いつもと違う雰囲気がクラスの空気を一変重くした。


普段落ち着きのある慶一がここまで取り乱したのは初めてだった。



『お前らに俺の気持ちわかるか!?


どうにかなるんか!?』


四組の生徒たちはパニックに陥ってしまった。



もうこの状態が止められなくなった。


あゆみ、タカシ、カナ、英太は困惑していた。



『誰かこの状況何とかして!』と願うばかりだった。



ピシャリッ…!


とドアが強く開く音が開き


大きな影が現れた。


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