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『よし………、麗奈っ!!
こういうのはお前にとっては
グロテスクだ、
他の部屋でゆっくり眠ろうな……』




溝坂は麗奈を抱き抱え
他の部屋に移動した。


拓真と勝以外の全員部屋から出ていった。





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およそ2時間後
溝坂はゆうじからマスターキーを
借りて拓真と勝のいる部屋の
ロックを解除し、
部屋に入った。



二人はすでにベッドに倒れ、
体中アザだらけで
顔も血だらけだった。



『お前らの気持ち……、


すっげぇ身に染みたぜ!!!!』
そういって溝坂は
二人分の食事をコンビニ袋から
出した。



無表情だった二人も
だんだんと笑顔になっていった。



『せっ………先生？
よく俺らを止めなかったな………』




『当たり前だっ!!
社会的な成功ってのは、
色んな争いから勝ち抜いてもらえる
偉大な勲章だからな………、


そのためには戦う姿勢が
必要なんだ!!



心も体も強くならないとな………



もう気が済んだだろ？

あと、拓真!!



お前に会いたいやつがいるぞ!!』



拓真は誰なのか想像するのは容易だ


部屋のドアが開き入ってきた。