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POISON TEACHER

第3章 外へ出たら上も下も糞もない。



『止めろよ!!』


佐久間慶一が現れた。


有賀稜馬は
『フン、人のポジション奪った泥棒猫が今さら何しに来た!』と罵る。



慶一は強い一言を吐き出す。



『俺のクラスの奴に手ぇ出すな!』


4組の五人は
少し希望を持ち、
消え失せた感情に再び灯火がかかった。


有賀稜馬ら七人は、怒りをあらわにしながら嘲笑った。



『何だ?それが先輩に対する口のき方か!!
あぁっ!?』



『もうあんたらは、先輩でも何でもない。
ただの愚かな人間だ。』


有賀稜馬はピキピキと我慢の限界に達した。


『キサマ!!
わかってんだろうな?』


有賀は圧力をかけるが、慶一にはちっとも効かなかった。


逆に、


『お前ら、そんな幼稚な脅しに乗るような馬鹿じゃねえよ。

覚悟ぐらいできてるわ!!』


ウワァァァーッ!

勢いよくパンチをかました。


『貴様ぁっ!』


慶一と有賀はタイマンを張った。


互いに打ち打たれの壮絶な喧嘩に


タカシと英太は
立ち上がり、
理恵、カナ、あゆみを救出した


五人は覚悟を決め
他の三年生たちに勝負をしかけ


部室内で狭いながら大乱闘が始まった。

三年生たちが圧倒的有利で
二年生たち六人は
しぶとく倒れては立ち上がるばかりだった。


恐れをなした三年生たちは、


『何だよコイツら
ゾンビみたいに復活してくる。』

『もうコイツらの相手は疲れた。』


三年生たちは部室から逃げようとするが

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